慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、アメリカにおける死因の第四位であり、2020年までには世界中で、罹患率が三番目に高く、死亡率は六番目に高くなる。この市場は、増加する有病者数、診断の改善、高価格で将来性のある薬剤、重大な未充足ニーズの存在から、新薬開発を行う製薬企業にとって魅力的である。
今回の報告書では、既存・将来の薬剤ターゲットを説明付ける病因や病態生理学、疫学、既存・新規治療法の評価、未充足ニーズ、七大医薬品市場(アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本)におけるCOPD治療薬市場の10年間の展望について論じます。
今回の調査におけるキーポイント:
- 有病者数の増加と診断の改善により、薬物療法を受ける患者人口は2014年にかけて増加傾向にあるが、それはどの程度の速度で拡大するのか?また、それはCOPDの市場規模にどうインパクトを与えるのか?
- インタビューを行った専門医によると、より簡便で効果や副作用プロファイルにおいて適度な改善をもたらすCOPD治療薬は、プレミアム価格が見込まれ、飛躍的に市場に取り込まれるであろう、と予測している。今後10年間で大幅なマーケットシェアを勝ち取ることができるのはどの新薬で、その理由は何か?
- 最も重要な未充足ニーズは、疾患修飾治療薬と効果的な抗炎症薬である。近い将来、これらのニーズを満たす薬剤は開発されるのか?最も有望な薬剤開発ターゲットは何か?
- 低価格なフロンガスを含むalbuterolのジェネリックは、モントリオールプロトコールに従って、2008年までに市場から撤退するであろう。これはアメリカにおいて、臨床医の処方やCOPD治療薬の売上高にどのような影響を及ぼすのか?
調査範囲:
| 対象国 |
アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本 |
| プライマリーリサーチ |
31名の呼吸器専門医と20名のプライマリーケア医への詳細なインタビューと多数の文献調査に基づく |
| 疫学 |
COPD有病者数、重症度別患者数、2014年にかけて有病者数増加による3つのシナリオ |
| 新規治療薬の評価 |
フェーズU(7品目)、フェーズV(3品目)、申請中(2品目)。市場に影響を及ぼすと思われる前臨床/フェーズIも含みます。 |
| 治療薬市場 |
疫学データ、治療日数、コンプライアンス、年間治療費、各国特有の処方動向に基づく2004年〜2014年の売上予測 |
| 市場予測シナリオ |
低価格ジェネリックの参入を促進すると思われる吸入デバイスを用いた薬剤の生物学的同等性の確立を明確にしたFDAガイドラインが、アメリカのCOPD市場へ及ぼす影響 |