疾患修飾性関節リウマチ(RA)治療薬市場は、3つの上市済みのTNF-α阻害薬、Enbrel、Remicade、及びHumiraが占めている。これらは薬価が高く、重篤な有害事象を起こす可能性があるため、薬物療法を受けるRA患者のごく一部にしか処方されていないが、既存の抗リウマチ薬(DAMRD)に比べ高い薬価は、商業的な成功を、言い換えると、Amgen/Wyeth社、Centocor/Schering-Plough社、Abbott社のそれぞれの薬剤キー・マーケッターの成功が後押しした。しかしながら、既存のTNF-α阻害薬で治療された全ての患者が反応を示す訳ではないので、他の作用機序を持つ新規TNF-α阻害薬や生物製剤を上市させることのできる企業にビジネスチャンスがある。しかし、新規RA生物製剤を最近上市させた、もしくは近々上市させる予定のBristol-Myers Squibb社、Roche社、及びUCB社のような企業は、3つの既存TNF-α阻害薬の治療定着や長期効果及び安全性プロファイルに挑むのは困難である、と感じている。
今回の調査におけるキーポイント:
- 競争力学:RA生物製剤の市場勢力図は、2006年初めの2つの新規治療薬の上市後に一層多様化され、さらなる生物製剤が近々市場参入しようとしている。3つの既存TNF-α阻害薬のマーケッターは、成功させるべくそのブランドをどう位置付けたか?どの企業がこの市場で成功し続けるか、また、どの企業が高度な競争に敗れるか?
- 市場力学:最近上市された新規生物製剤は、新規作用機序とさらに新しい抗TNF-α作用を持つ。これらの新規生物製剤はどの程度市場に取り込まれるか?それらは、疾患修飾治療市場全体の売上にどう影響を及ぼすか?
- ブランド力学:Enbrel、Remicade、及びHumiraのマーケッターは、長期効果及び安全性試験を行い、複数のRA適応症を含む薬剤ラベルに拡大し、販促キャンペーンを実施し、さらに利便性を改善すべく薬剤を改質するなど、様々な戦略を使い、市場での継続的成功に薬剤を位置付けてきた。新規RA生物製剤を将来的に成功に導くには、同様の戦略をとるのはどの程度重要か?新規プレーヤーは、これらの成功戦略から何かを学んだか、また、新規治療薬を上市させるには、その戦略をどの程度取り入れるか?
- 重要事象:生物製剤市場は新薬の上市後、より多様化し、より乱戦模様を呈しているが、今後もその傾向は続くであろう。2005〜2010年までに市場参入するのはどの新薬か、いつ頃上市されるか?主な競合企業のパイプラインには、どんな薬剤が開発されているか?
調査範囲:
| 対象国 |
アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本
|
| 市場分析 |
2005〜2010年までの各年の市場予測。重要事象のインパクトを含む、地域、薬剤クラス、分子、ブランド別の5年間の売上予測。主要市場における有病者数と診断者数の予測
|
| 企業分析 |
Wyeth社、Amgen社、Centocor社、Schering-Plough社、Abbott社、Bristol-Myers Squibb社、Roche社についての詳細な討議。各企業の製品ポートフォリオ、開発パイプライン、戦略的ポジショニング
|
| ブランド分析 |
主要ブランド薬の詳細な論考。承認過程、売上とマーケット・ポジション、SWOT分析、各年の売上予測、販促費、進行中のライフサイクル管理イニシチブ、戦略的位置付け
|