米国関節リウマチ市場におけるリアルワールドデータ解析

2017年11月6日
 
製薬企業における市場調査は、近年保険請求データや電子健康記録(EHR)データ解析にシフトしつつありますが、各プロジェクトには多くの苦労がみられます。

そもそもデータの購入自体に莫大な金額がかかり、そこから時間をかけて処理し、意味のあるアウトプットを生み出さないといけません。

しかし正しく分析することが出来れば、リアルワールドデータはブランドパフォーマンスを加速させ、戦略の構築、些細なマーケット動向、そして隠された事業機会をも明らかにします。
 
特に関節リウマチ(RA)のような競合が熾烈化している市場の場合、データ解析は重要な鍵となります。

すでにRA市場は簡便なDMARDsから高額なバイオ製剤まで多岐に渡る治療オプションが存在していますが、更なる新製品の上市が見込まれ、市場はさらに過密になります。
 

 
弊社の新製品である”Patient Profiler”では、米国における保健請求データ・EHRデータを解析し、RA患者セグメント別の詳細な製品分析を行っています。

主要ポイント:

  • RAと診断された11万3,449人の1年間のEHRデータを解析したところ、36%の患者は直近DMARDsで治療されていた。
  • RA患者の平均年齢は62.8歳、平均体重は82.7kgであった。
  • 全RA患者の中で特定されたリスクファクターは、喫煙、高血圧の家族歴、ビタミンD欠乏症、飲酒、肥満であった。
  • DMARDs以外では、40%の患者がNSAIDsを処方されていた。他の疼痛管理薬としては、オピオイド製剤が多く処方されていた。
  • 月ベースでのRA製剤の償還価格は多岐に渡るが(アクテムラIV: $1,353~シムジア: $3,789)、DMARDsの平均$74ドルと比較すると大きな差があった。

その他下記の分析結果も記載しています。

  • 患者背景、臨床背景
  • 検査結果数値
  • 併存症、併用薬
  • 保険会社、償還/患者負担コスト
  • ヘルスアウトカムズ

RAに加え、今年は乾癬・乾癬性関節炎に関する分析も発行予定です。

 

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