肥満・過体重:各大手製薬企業の動向と早期パイプラインの薬剤一覧

2017年7月3日
 
肥満患者の多さに対し、実際に抗肥満薬を投与されている患者は未だに限られています。

弊社の調査によると、G7の国々(米国・フランス・ドイツ・スペイン・イギリス・イタリア・日本)において、2016年では約3%の患者しか抗肥満薬による治療を受けていないことが明らかになりました。

この治療率の低さには、厳しい償還動向や安全性への懸念、医師・患者の薬物治療に対する低い認知度が原因として考えられます。

 

 

2012年まで、米国ではロシュ社のゼニカル(オルリスタット)とフェンテルミンの後発品が唯一体重減少効果の適応を持つ薬剤でしたが、2012年から2016年までの間にエーザイ社のBelviq、ヴィヴス社のキューシミア、Orexigen社のコントレイブ、ノボ社のSaxendaなど多くの品目がFDAの承認を受けました。

ヨーロッパでは、SaxendaとMysimba(コントレイブ)が上市されています。

しかし、現在使用可能な薬剤の体重減少効果は限定的で、安全性にも問題が残ります。

さらに、後期パイプラインは希薄なままであり、ジョンソン社のカナグリフロジンとフェンテルミンの配合剤のみが唯一フェーズIII段階にあります。

弊社では、ジョンソン社の配合剤、ノボ社のセマグルチドが2025年までに上市されると予測しています。

 
各大手製薬企業の動向、早期パイプラインの薬剤一覧は、弊社米国本社サイトにて解説しています。

Emerging interest of Big Pharma in obesity: Will the market for prescription antiobesity drugs see a new light?

 

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