胃食道癌における免疫チェックポイント阻害剤の役割は?

2017年8月30日
 
弊社が行っている疫学調査によると、胃食道癌(胃、食道および胃食道接合部癌)は全癌種の中でも罹患数が最も高い癌の一つで、世界中で年間100万人を超える方が亡くなっています。

臨床データを見ると、進行性胃食道癌患者の予後は良くありません。

現在は主流のダブレット・トリプレットの化学療法に加え、2つの非細胞毒性製剤が胃癌と胃食道接合部癌に適応を持っています。

ロシュ/ジェネンテック/中外社のハーセプチン(トラスツズマブ)は進行性HER-2陽性癌のファーストライン治療として化学療法と併用され、イーライリリー社の抗血管新生剤サイラムザ(ラムシルマブ)はフルオロピリミジンや白金製剤治療後の進行性癌治療に単剤もしくはパクリタキセルとの併用で用いられています。

食道癌に適応を持つ非細胞毒性製剤は今のところありません。
 

Gastroesophageal Cancer

 
10年以上製薬企業は胃食道癌市場を制覇しようと開発を続けてきましたが、PARP阻害剤、HER-2ターゲット製剤、VEGF阻害剤、mTOR阻害剤、c-MET阻害剤、EGFR阻害剤、癌幹細胞性阻害剤などの幅広い薬剤クラスがフェーズIII試験で失敗しています。

しかしここ数年パイプライン動向は大きく変わりつつあり、特に免疫チェックポイント阻害剤が注目を集めています。2014年10月以降、15のPD-1/PD-L1阻害剤を用いたフェーズIII試験が開始され、胃食道癌治療の変革が期待されています。
 
弊社が2017年8月に発行した下記レポート:
Disease Landscape & Forecast – Gastroesophageal Cancer
では、日本を含むG7の国々の臨床試験動向や今後10年間の売上予測等を分析しています。

 
尚、本ブログのより詳細な内容は、弊社米国本社サイトに記載しています
The Role of Immune Checkpoint Inhibitors in Gastroesophageal Cancer

 

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