サイラムザ+ドセタキセル:膀胱癌治療に対する新規併用療法

2017年9月22日
 
フェーズIIIのRANGE試験の良好な結果が、白金製剤難治性の進行性・転移性膀胱癌に対する新しい治療選択肢につながりそうです。

RANGE試験は膀胱癌における血管新生因子をターゲットにした初のフェーズIII試験であり、かつ白金製剤投与後の化学療法に対する無増悪生存期間(PFS)の優位性を示した初めての試験でもあります。

欧州腫瘍学会での二回目のプレジデンシャル・シンポジウムの中で、Daniel Petrylak医師は、サイラムザとドセタキセルの併用が、プラセボ+ドセタキセル群に対して優位にPFSを改善し(4.1ヶ月vs2.8ヶ月)、進行リスクを24%減少させたデータを公表しました。

 

Osteoarthritic Pain

 

しかし主要評価項目であるPFSを達成したにも関わらず、イーライリリー社は今年初めに、全生存期間(OS)の結果がグローバルでの規制当局への申請に必要になるだろうと発表しています。

最終的なOSのデータは2018年中旬頃に公表される見込みですが、現在サイラムザと競合するであろう免疫チェックポイント阻害剤はすでに5剤が承認済みであり、膀胱癌における承認の遅れは、上市後のシェア獲得に大きく影響するでしょう。

 
PD-1/PD-L1阻害剤とサイラムザ+ドセタキセルの比較データや、住み分けの予想等は、弊社米国本社サイト内でより詳細に記載しています。
RANGE, Set, Go: Novel Combination for Bladder Cancer Treatment

 
また弊社が提供している市場予測レポート Disease Landscape & Forecast : Bladder Cancerでは、切除不能局所進行性・転移性尿路上皮癌におけるドセタキセル併用サイラムザの10年売上予測も含んでいます。

新製品であるTreatment Sequencingでは、米国・欧州医師へのサーベイを元に、治療ライン別の製品シェアや、治療フローを分析しています。
 

お問い合わせはこちら