急性骨髄性白血病治療薬のパイプラインデータ:欧州血液学会2017

2017年7月6日
 
先月6月22日から25日まで、スペイン・マドリッドにて第22回欧州血液学会が開催されました。

総出席者は1万人を超え、研究者・臨床医・メーカー・産業側等各方面から多くの人が集まり、内容の多くはリンパ腫、白血病、多発性骨髄腫などの血液癌にフォーカスしたものでした。

その中でも、治療の大きな変革期にある急性骨髄性白血病(AML)を対象にしたパイプラインのデータを中心にご紹介します。

弊社の調査では、2016年には日本を含むG7の国全体で約3万人が新規にAMLと診断されたと推測しています。

 

 

今年4月に、FDAはノバルティス社のRydapt(ミドスタウリン)をFLT3変異型AMLの新患および末期全身性肥満細胞症に用いる薬として承認しました。

この承認をきっかけに、今後新たな承認の波が訪れそうです。

AML治療薬のパイプラインには殺細胞剤、DNAメチル化抑制剤、次世代のFLT3阻害剤等の多岐にわたる候補品があります。

 
本学会で公表されたデータの中から、

  • セルジーン/アジオス社の変異型IDH2酵素を標的とする経口阻害剤エナシデニブ(予定製品名:Idhifa)
  • ジャズ社のシタラビンとダウノルビシンのリポソーム製剤CPX-351(予定製品名:ヴィキセオス)
  • アッヴィ/ジェネンテック社のBCL-2 阻害剤ベネトクラックス(製品名:Venclexta/Venclyxto)
  • シアトル・ジェネティクス社の抗体薬物複合体(ADC)vadastuximab talirine

の概要を弊社米国本社サイト内で記載しています。

EHA 2017: Is the treatment landscape for acute myeloid leukemia at a tipping point?

 

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