脂質異常症 2017 | Disease Landscape & Forecast

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2017年8月発刊

脂質異常症という用語は血液中のリポタンパク質の組成、濃度、又は量の異常を指す。脂質異常症は、心血管(CV)疾患における主な修正可能な危険因子であるが、無症候性、ならびにスクリーニング検査が普及していないため、患者は従来から過小診断されてきた。

治療と治療研究は主にアテロームの減少を中心とし、LDLコレステロールをターゲットにする薬剤がCVリスク低下を立証し、特に商業的成功を収めた。しかし研究開発の焦点は血中脂質濃度の単なる改善から、リポタンパク質と成分の組成・機能の改善へと移行しており、医師と規制当局は脂質プロファイルの改善のみでは満足せず、CVアウトカムで効果の立証を求めている。

今後10年間に、本市場は2つの段階を経ると予測される。前半の5年間は、独占的なスタチン系薬剤クラスのジェネリック化が継続し、多数の非スタチン系既存薬が使用されなくなることで、市場は縮小する。しかし後半は待望される新規薬剤(前駆タンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型[PCSK9]阻害剤を含む)が登場し、市場は顕著に成長する。

調査におけるキーポイント

  • 主な薬剤数品目(アストラゼネカ/塩野義社のクレストール、メルク社のゼチーア/Ezetrolを含む)が今後10年間の早期にジェネリックとの競合に直面する。これらのジェネリックが使用可能になると、治療アルゴリズムにどう影響するか?薬剤売上への影響はどの程度か?
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  • 多数の非スタチン系薬剤は、最近の臨床試験で不良な結果を伴っている。オピニオンリーダー医師はこの結果を踏まえ、治療薬をどう捉えるか?
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  • 治療パラダイムは今後どのように変化するか?
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  • 既存・新規薬剤数品目に関する様々なCVアウトカム試験(CVOT)の結果が今後10年間に予測される。これらは治療方法にどう影響するか?
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  • 市場シェアと売上は、CVOT結果の有無でどう影響するか?
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  • 有効性の高いPCSK9阻害剤が今後10年間の早期に市場参入する。この新規薬剤はどの患者セグメントを対象とするか?待望されるこの薬剤クラスは医師の処方にどう影響するか?
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  • 高コレステロール血症に対する他の新規薬剤のポテンシャルはどの程度か?

報告書の調査範囲

対象国: アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本
調査方法: オピニオンリーダー医師への詳細なインタビューと多数の文献調査に基づき、弊社専門分野アナリストが分析・洞察します。
疫学: 一次予防と二次予防の患者。高値のLDL-C、HDL-C、高中性脂肪血症(TG)、混合型脂質異常症
患者セグメント: 一次予防と二次予防の患者
治療薬の評価: フェーズII(16品目)、フェーズIII(3品目)、申請中(1品目)、承認済(1品目)。市場に影響を及ぼすと思われる前臨床/フェーズI(13品目)を含みます。
主要企業: Amarin Corporation、Amgen、AstraZeneca、Esperion Therapeutics、Ionis Pharamaceuticals、Kowa Pharmaceuticals、Merck & Co.、Regeneron Pharmaceuticals、 Sanofi
主要薬剤: anacetrapib、Crestor、Epanova、bempedoic acid (ETC-1002)、Livalo、pemafibrate (K-877)、Praluent、Repatha、Vascepa、Volanesorsen、Vytorin、Zetia

 

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