萎縮型・滲出加齢黄斑変性 2017 | Disease Landscape & Forecast

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2017年2月発刊

後期の加齢黄斑変性(AMD)は、視力障害が顕著で、病態が進行すると失明に至る可能性もある。硝子体内注射(IVT)によるVEGF阻害剤が使用可能になったことで滲出型AMDの治療は大変革を遂げ、現在は薬物治療患者の大半が視力を維持でき、視力向上の可能性さえある。

既存ブランドであるEylea(アイリーア)、Lucentis(ルセンティス)、適応外処方のAvastin(アバスチン)は今後10年間滲出型AMD市場を独占し続けるが、投与間隔が延長された新規VEGF阻害剤2品目RTH-258とabicipar pegolの上市が予測され、患者シェアは影響を受ける。

さらに、主要市場でLucentisとEyleaのバイオシミラーが上市される見込みで、これらが既存薬の患者シェアを獲得し、新規VEGF阻害剤の使用率にも影響する可能性がある。直近PDGF阻害剤Fovistaの臨床試験が不成功となり、squalamineのみが今後10年間で唯一上市が予測されるPDGF阻害剤である。

滲出型AMDと対照的に、後期の萎縮型AMD(地図状萎縮[GA])に承認薬はない。市場初のGA治療薬lampalizumabが今後10年間に上市される見込みで、AMD市場に劇的に影響を及ぼし薬物治療患者数と売上を増加させる可能性がある。

調査におけるキーポイント

  • 既存VEGF阻害剤(Eylea、Lucentis、適応外使用のAvastin等)が、今後10年間依然として滲出型AMDの標準治療薬になる。新規VEGF阻害剤(RTH-258とabicipar pegol)は治療アルゴリズムにどう適合するか?主要市場で既存薬の売上にどう影響するか?
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  • LucentisとEyleaのバイオシミラーが今後10年以内に上市される見込みである。バイオシミラーは既存・新規VEGF阻害剤にどのような影響を与えるか?
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  • 初のGA治療薬lampalizumabが米国と欧州で今後10年以内に上市される見込みである。GAの診断率と薬物治療率に及ぼす影響はどの程度か?専門医は将来的な使用をどう予測するか?どの程度の売上を確保し得るか?
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  • PDGF阻害剤squalamineが米国で上市されると、滲出型AMD治療で多剤併用としての役割が拡大する。専門医は滲出型AMD治療で配合点眼液を受入れるか?

報告書の調査範囲

対象国: アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本
調査方法: 網膜専門医への詳細なインタビューと多数の文献調査と、医師へのサーベイに基づき、弊社専門分野アナリストが分析・洞察します。
疫学: GAと滲出型AMDのサブポピュレーションでセグメント化した後期AMDの国別有病者総数
患者セグメント: 滲出型AMD、GA
治療薬の評価: フェーズII(23品目)、フェーズIII(約6品目)。市場に影響を及ぼすと思われるフェーズI(7品目)を含みます。
市場予測の特徴: GAと滲出型AMDのサブポピュレーションでセグメント化し、2025年までの市場を患者ベースで予測します。
主要企業: Allergan、Bayer HealthCare、Genentech、Novartis、Ohr Pharmaceutical、Ophthotech、Regeneron、Roche
主要薬剤: Avastin、Eylea、Lucentis、ranibizumabのバイオシミラー(PF-582、FYB-201)、abicipar pegol、RTH-258、Fovista、squalamine、lampalizumab

 

 

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