急性冠症候群 2017 | Disease Landscape & Forecast

print

 

2017年3月発刊

急性冠症候群(ACS)は急性ST上昇心筋梗塞(STEMI)、非ST上昇心筋梗塞(NSTEMI)、及び不安定狭心症(UA)を包括する用語で、先進諸国で罹患と死亡の主因である。ACSは通常、プラークが破綻しトロンビンが産生されると、血管内皮機能不全を発症して冠動脈にアテローム性動脈硬化が生じる。現在、ACSの管理は改善されてきているが、再梗塞率と死亡率は依然として高く、急性期治療と退院後の治療の双方で、虚血性合併症を減らし死亡率を低下し得る新規の抗血栓薬と抗アテローム性動脈硬化剤に多くの事業機会が残る。

調査におけるキーポイント

  • Eli Lilly/第一三共社のprasugrel(Effient/Efient)、及びAstraZeneca社のticagrelor(Brilinta/Brilique)はアデノシン二リン酸(ADP)受容体拮抗薬で、clopidogrel(Bristol-Myers Squibb/Sanofi社のPlavix/Iscover、ジェネリック薬)より強力で即効性があり、且つ持続的に作用する。オピニオンリーダー医師はこれら薬剤をどう考えるか?ジュネリック版clopidogrelが使用できる時代に医師はこれら薬剤をどう使用するか?
  •  

  • The Medicines Company社のbivalirudin(Angiomax/Angiox)は上市以来、米国での使用率が急性期治療での糖タンパク(gp)IIb/IIIa阻害薬や未分画ヘパリン(UH)と比較し、顕著に増加した。しかし、bivalirudinの臨床的有用性と費用対効果が疑問視される不一致な臨床試験データ、及び2015年から上市されるジェネリックによって売上は厳しく抑制される。オピニオンリーダー医師は最近の臨床試験データをどう考えるか?ジェネリックが参入すると、急性期市場にどのような影響が及ぶか?
  •  

  • 一連の追加療法薬が2014年から2024年の間に、退院後1年のACS症例に上市される見込みである。このような治療薬では、脂質値の積極的な管理からACSの病因とされる炎症性経路の標的化まで多様な治療アプローチが用いられる。専門医はどの治療戦略に最も高い関心を示すか?過密化が進む競合状況を考慮すると、新規薬剤の市場浸透率はどの程度と予測されるか?
  •  

  • 急性期にPCIを施行される患者を対象に、IV ADP受容体拮抗薬cangrelor(The Medicines Company/Chiesi社のKengreal/Kengrexal)、及び二次予防のトロンビン受容体拮抗薬vorapaxar(Merck/Aralez Pharmaceutical社のZontivity)の新規抗血小板薬2品目が、過去18ヶ月の間に承認された。オピニオンリーダー医師はこれらをどう捉えるか?これら薬剤をどの患者群で使用する予定か?

報告書の調査範囲

対象国: アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本
調査方法: オピニオンリーダー医師への詳細なインタビューと多数の文献調査に基づき、弊社専門分野アナリストが分析・洞察します。
疫学: STEMI、NSTEMI、UAのイベント発症数、ACSイベント発症後12ヶ月後のACS有病者数

患者セグメント: ACS急性期におけるSTEMI患者、NSTEMI/UA患者、及び退院後の慢性期におけるACS患者
治療薬の評価: フェーズII(15品目)、フェーズIII(8品目)、申請中(0品目)、承認済(0品目)。市場に影響を及ぼすと思われる前臨床/フェーズI(4品目)を含みます。

 

お問い合わせはこちら