統合失調症 2017 | Current Treatment (EU)

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2017年6月発刊

抗精神病薬は統合失調症治療の標準治療で、経口非定型抗精神病薬(例:olanzapine、risperidone)が優先的に使用される。

統合失調症は不均一で、抗精神病薬への反応が患者毎に異なるため、治療は個別化が進み、精神科医は治療選択時に複数の要因(例:忍容性、コンプライアンス)を考慮する。その結果、欧州5ヶ国の精神科医は、ブランド薬である非定型抗精神病薬のデポ製剤Abilify Maintena、Risperdal Consta、Trevicta、Xeplion等の抗精神病薬のデポ製剤と経口剤の双方を処方する。本分野での過密・競合の激化を考えると、既存ブランド薬のマーケティング担当者と新規統合失調症薬の開発企業は、精神科医が治療時に直面する多数の評価ポイントと課題を理解する必要がある。

本報告書は、非定型・定型抗精神病薬の使用、及び処方傾向を促進させる要因の洞察を含め、欧州5ヵ国の精神科医が統合失調症患者を管理する方法を詳細に取り上げます。

調査におけるキーポイント

  • 統合失調症は、患者のQOLに悪影響を与えるため迅速な治療が推奨される。精神科医はどの程度早く薬物治療を開始し、何割の患者が治療されるか?治療率は欧州5ヶ国間で異なるか?
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  • 経口非定型抗精神病薬のジェネリックが本市場を独占するが、デポ製剤も治療パラダイムで使用される。ブランド経口薬InvegaとLatudaを含め個々の抗精神病薬の患者シェアは?精神科医は現在のところ、Abilify Maintena等のデポ製剤をどう使用しているか?治療は各ラインでどう違うか?
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  • 治療の個別化が進んでいることを考えると、精神科医は薬物治療開始時に複数の要因を考慮する可能性がある。抗精神病薬の処方を促進させる臨床と臨床以外の要因で何が最重要か?何が特定のブランド薬への切替えや変更を促進するか?どのような障壁がブランド薬の使用を制限するか?
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  • CIASと陰性症状は陽性症状より診断される頻度が低いが、この2つの症状領域が統合失調症患者のQOLを大いに損ねる。欧州5ヶ国の各国で何割の患者がCIAS、陰性症状を呈するか?医師は現在のところこれら患者をどう管理するか?
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報告書の調査範囲

対象国: 欧州5ヶ国(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス)
調査方法: 2017年1月、EU5ヶ国の精神科医257名(フランス56名、ドイツ50名、イタリア50名、スペイン51名、イギリス50名)に対しサーベイを実施。
調査対象の疾患: 統合失調症
調査対象の主要薬剤: アリピプラゾール、Abilify Maintena、ハロペリドール、インヴェガ、Latuda(ラツーダ)、オランザピン、 リスパダール コンスタ、Trevicta、ゼプリオン、Zypadhera
調査対象の企業: AstraZeneca社、Eli Lily社、Ferrer International社、Janssen社、Johnson Johnson社、Lundbeck社、大塚製薬社、大日本住友製薬社

 

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