潰瘍性大腸炎 2016 | Disease Landscape & Forecast

 

2016年1月発刊

主要医薬品市場における潰瘍性大腸炎(UC)の罹患者数は約125万にのぼる。通常、aminosalicylateとcorticosteroidが軽症~中等症患者に処方されるが、中等症~重症患者では既存薬より効果的に寛解を導入・維持できる新規治療選択肢に相当な事業機会が存在する。

vedolizumab(武田社のEntyvio)は、新規作用機序を有する細胞接着分子阻害剤として最近承認された。tofacitinib(Pfizer社のXeljanz)、etrolizumab(Roche/Genentech社)、ozanimod(Receptos社)は中等症~重症に対する後期開発中の新規薬剤である。

報告書は、2024年までの市場を詳細に分析し年毎に予測します。加えて、疫学を詳細に予測し、既存・新規薬剤の双方を包括的に取り上げます。

調査におけるキーポイント

  • UC治療には多数の治療薬が使用され、疾患の重症度に基づき治療決定する場合が最も多い。さらに、治療薬の大半が急性期、維持期、又は双方に使用される。消化器内科医は既存薬をどう考えるか?主要医薬品市場における現在の医療方法でどう使用されるか?
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  • budesonide MMXは、Cosmo社のMMX技術を特長とする経口budesonideの剤形変更である。結腸まで送達され、従来の経口corticosteroidの安全性向上を狙う。MMX遅延放出性のmesalamine(Cosmo/Shire/武田/Giuliani/持田社のLialda/Mezavant/Mesavancol)と、徐放性であるmesalamineの顆粒(Valeant Pharmaceuticals社のApriso)は、1日1回投与で済む可能性がある。軽症~中等症に開発された既存薬の画期的な剤形変更は、大抵安価な既存薬との熾烈な競合で市場ポテンシャルはどの程度あるか?
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  • corticosteroidと免疫抑制剤に効果的に反応しない患者は、腫瘍壊死因子-α(TNF-α)阻害剤を処方される場合がある。3品目―infliximab(Janssen/Merck & Co./田辺三菱社のRemicade)、adalimumab(AbbVie/エーザイ社のHumira)、golimumab(Janssen/Merck & Co./田辺三菱社のSimponi)(米国と欧州で承認済み、日本は第III相試験中)―が承認済みである。皮下投与のTNF-α阻害剤であるgolimumabとadalimumabの業績は、市場を牽引するinfliximabと比較し今後10年間でどうなるか?
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  • CAM阻害剤vedolizumab(武田社のEntyvio)は、2014年に米国と欧州で初めて承認されたTNF-α阻害剤以外の生物製剤である。Pfizer社の経口Jak阻害剤tofacitinib(Xeljanz)が米国、欧州、日本で第III相試験中で、Roche/Genentech社の新規CAM阻害剤etrolizumabとReceptos社の経口S1P-R調節薬ozanimodが米国と欧州で第III相試験中である。医師は、現在のところvedolizumabをどう捉えるか?新規薬剤がTNF-α阻害剤より早い段階で使用されるには、消化器内科医の処方傾向、及び治療パラダイムの観点においてどのような障壁に直面するか?新規薬剤のうち今後10年間で他剤を凌ぐものはどれか?
  • infliximabのバイオシミラーは2015年2月時点で多数の欧州市場で上市済みで、日本市場には2014年11月に参入した。米国市場への参入は2018年と予測される。adalimumabのバイオシミラーは2017年から市場参入の見込みである。主なTNF-α阻害剤の安価なバイオシミラー版が、中等症~重症市場に与える商業的な影響はどの程度か?バイオシミラー版は、ブランド薬に対し売上と患者シェアでどう進展するか?

報告書の調査範囲

対象国: アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本
調査方法: 主要消化器内科医への詳細なインタビュー及び多数の文献調査に基づき、弊社専門分野アナリストが分析・洞察します。
疫学: UC有病率
患者セグメント: 急性期治療、維持療法
治療薬の評価: フェーズII(19品目)、フェーズIII(5品目)。市場に影響を及ぼすと思われる前臨床/フェーズI(3品目)を含みます。

 

Pages:
168
Tables:
33
Figures:
48
Citations:
144
Drugs:
27
Interviews:
30

 

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