2型糖尿病 2016 | Disease Landscape & Forecast

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2016年2月発刊

2型糖尿病の有病率が上昇し、長期に亘り効果的に管理できる薬剤への未充足ニーズが高いため、今後10年間で市場は急速に拡大する。豊富なパイプラインから新規薬剤が上市される見込みで、市場成長の継続が促進される。

Johnson & Johnson/田辺三菱社のcanagliflozin(Invokana)、AstraZeneca社のdapagliflozin(Forxiga/Farxiga)、Boehringer Ingelheim/Eli Lilly社のempagliflozin(Jardiance)が牽引するナトリウム・グルコース共輸送担体(SGLT)-2阻害剤が、最も速く成長する薬剤クラスと予測される。

しかし、これらを含め新規薬剤は、償還の障壁や厳格化する承認環境の大きな課題に直面する。それにも拘わらず患者数が増加し莫大なニーズが残るため、商機は引き続き拡大する。

調査におけるキーポイント

  • EMPA-REG OUTCOME CVOTの結果が示すところによると、Boehringer Ingelheim/Eli Lilly社のempagliflozin(Jardiance)は、標準治療薬より心血管イベントが減少すると認められた初の糖尿病薬である。この結果は、医師によるSGLT-2阻害剤の処方にどの程度影響すると予測されるか?他の既存SGLT-2阻害剤は共通の作用機序により利益を得られるか?この研究結果はDPP-IV阻害剤など他薬剤クラスの処方にどう影響するか?
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  • インスリン製剤では初のバイオシミラーとなるEli Lilly/Boehringer Ingelheim社のinsulin glargine(Basaglar/Abasaglar)が欧州と日本で上市された。他にも、新規バイオシミラーが今後10年間に上市される見込みである。専門医はSanofi社のinsulin glargine(Lantus)とNovo Nordisk社のinsulin detemir(Levemir)など既存インスリンアナログに対するバイオシミラーの使用率をどう捉えるか?安価なバイオシミラーの参入にあたり、Sanofi社のinsulin glargine U300(Toujeo)など新規インスリンアナログの業績はどうなるか?
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  • 今後10年間、新しいタイプの薬剤であるexenatide(AstraZeneca社のByetta)やliraglutide(Novo Nordisk社のVictoza)よりも投与において利点のある治療選択肢が増加する中、GLP-1受容体作動薬クラスも顕著に拡大する。AWARD-6試験の結果を受け、dulaglutide(Eli Lilly社のTrulicity)の使用率はどの程度になると予測されるか?Intarcia Therapeutics社の皮下送達によるGLP-1受容体作動薬ITCA-650は、非注射剤で初めて上市されるGLP-1受容体作動薬としてどのような影響力を持つか?医師は、第III相試験に進んだ初の経口GLP-1受容体作動薬であるNovo Nordisk社の経口semaglutideをどう捉えるか?
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  • DPP-IV阻害剤クラスは、10年後に予測されるジェネリック化までの間、堅調な成長を維持する。週1回投与型DPP-IV阻害剤の使用率は高くなるか?ジェネリック版DPP-IV阻害剤が使用可能になると、医師の処方行動はどう変化するか?Actavis社のジェネリック版saxagliptinの承認が、DPP-IV阻害剤市場に与える影響はどの程度と見込まれるか?

報告書の調査範囲

対象国: アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本
調査方法: オピニオンリーダー医師への詳細なインタビュー及び多数の文献調査に基づき、弊社専門分野アナリストが分析・洞察します。
疫学: ボディマス指数(BMI)値、及び腎機能低下の程度別による2型糖尿病の有病率
境界型(耐糖能異常[IGT])の有病率
治療薬の評価: フェーズII(19品目)、フェーズIII(9品目)、申請中(3品目)。市場に影響を及ぼすと思われる前臨床/フェーズI(数品目/クラス)を含みます。

 

Pages:
270
Tables:
87
Figures:
83
Citations:
158
Drugs:
106
Interviews:
31

 

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