グラム陰性菌感染症 2016 | Disease Landscape & Forecast

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2016年12月発刊

グラム陰性菌感染症(GNI)は院内感染(HTI)の大部分を占め、この感染症の重症度を考慮すると抗菌薬市場で価値の高いセグメントに相当する。これまで、開発企業はMRSA薬など抗グラム陽性菌薬に焦点を絞り、後期パイプラインでGNI抗生物質数を減少させてきた。そのため未充足ニーズのセグメントに取組む開発企業には、広範囲に及ぶ市場機会が存在する。特に主なグラム陰性菌(GNP)(Pseudomonas aeruginosa、Acinetobacter baumannii、Escherichia coli、及びKlebsiella pneumoniae)の多剤耐性率(MDR)上昇により、医師の治療選択肢は限定される。代替薬が少ない状況で、既存薬数品目の使用量が多いため、薬剤耐性を克服する新薬の開発に特化した圧力が生まれる。故に既存薬に対する薬剤耐性の問題を克服するだけでなく、安全性と忍容性を有し、新規作用機序によって抗生物質耐性の出現に歯止めをかける薬剤を開発できる企業に、事業機会が存在する。

調査におけるキーポイント

  • GNI治療の既存薬は、薬剤耐性率の上昇により効果が低減する。シェアを失うリスクが最も高い既存薬はどれか?最も恩恵を受ける新規ブランド薬はどれか?
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  • 過去数年間に規制当局は製薬企業を抗生物質分野へ引き戻すために新規計画を考案し、規制政策を変更した。開発企業はこれら計画をどう活用するか?これら計画は、新規薬剤、特にMDR GNPによる感染症の治療で標準治療より顕著な改善効果を有する薬剤の市場アクセスにどう影響するか?
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  • 医療環境下(例:病院、老人ホーム、長期介護施設)でGNI罹患リスクが高い高齢患者数が増加していく。患者セグメントの移行は、主要市場の治療方法にどう影響するか?売上への影響はどの程度か?
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  • 今後10年間に、本市場に新規抗生物質が最大5品目上市される予定である。これら新薬は、過密化が進む市場でどう位置付けられるか?既存薬の多くが今後10年以内にジェネリック薬で使用可能になる中で、新規薬剤はどう競合するか?
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  • 抗菌薬管理プログラムは大規模地域病院で普及が進む。このプログラムの目的は、抗生物質の慎重な使用、すなわち薬物耐性のGNP菌株に活性を示す新規ブランド薬の促進である。管理プログラムは主要市場で新薬の使用率にどう影響するか?

報告書の調査範囲

対象国: アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本
調査方法: 感染症専門医とオピニオンリーダー医師への詳細なインタビュー及び多数の文献調査に基づき、弊社専門分野アナリストが分析・洞察します。
疫学: 院内肺炎、医療関連肺炎、及び人工呼吸器関連肺炎を含む院内肺炎(NP)、複合皮膚・皮膚組織感染症/手術部位感染症(cSSSI/SSI)、血流感染症(BSI)、複雑性腹腔内感染症(cIAI)、及び尿路感染症(UTI)の疾患別、並びに各疾患での病原菌分布(すなわち、E. coli、Klebsiella spp.、Pseudomonas spp.、Acinetobacter spp.)別の院内GNI患者数(診断数・薬物治療数)の国別予測
患者セグメント: UTI、cSSSI/SSI、NP、BSI、cIAI

治療薬の評価: フェーズII(3品目)、フェーズIII(7品目)、申請中(1品目)、承認済(2品目)。市場に影響を及ぼすと思われるフェーズI(1品目)を含みます。

 

Pages:
209
Tables:
61
Figures:
70
Citations:
77
Drugs:
53
Interviews:
38

 

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