脂質異常症 2016 | Disease Landscape & Forecast

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2016年1月発刊

脂質異常症とは血液中のリポタンパク質の組成、濃度、又は量の異常を指す。心血管(CV)疾患の主な修正可能な危険因子であるが、無症候性で市場にスクリーニング検査がないことから患者はこれまで過小診断されてきた。治療と治療研究はアテロームの減少に重点を置く。低密度リポタンパク質(LDL)コレステロールをターゲットにする薬剤が、CVリスクを低下させる効果の立証により特に商業的成功を収めた。

しかし、研究開発の焦点は血中脂質濃度の単なる改善から、リポタンパク質と成分の組成・機能の改善へと移行する。重要な点は、医師と規制当局は脂質プロファイルの改善のみでは満足せず、CVアウトカムでベネフィットの立証を求めていることである。

今後10年間に、市場は2つの段階を経ると予測される。前半の5年間は、独占的なスタチン薬剤クラスのジェネリック化が継続し、多数の非スタチン系既存薬が使用されなくなり、その結果市場は縮小する。しかし、後半は待望される新規薬剤(前駆タンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型[PCSK9]阻害剤を含む)が登場し、市場は顕著に成長する。

調査におけるキーポイント

  • adalimumab(AbbVie/エーザイ社のHumira)がinfliximab(Janssen/Merck & Co./田辺三菱社のRemicade)の代替薬として益々受入れられ、市場を牽引するinfliximabの位置付けは課題に直面する。adalimumabはinfliximabの患者シェアと売上をいつ超えるか?TNF-α阻害剤の薬剤クラスは市場で飽和状態に達したか?
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  • vedolizumab(Takeda社のEntyvio)が米国と欧州で最近上市され、natalizumab(Biogen社のTysabri)に次いで第二のCAM阻害剤として追加された。vedolizumabの使用率はどの程度か?vedolizumabの医師の処方行為はどうか?vedolizumabが使用可能になると、治療アルゴリズムのnatalizumabの位置付けはどう影響を受けるか?
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  • 今後10年間にIL-12/IL-23阻害剤ustekinumabの上市が予測される。治療アルゴリズムで見込まれる位置付けはどうなるか?本剤の業績はvedolizumabと比較するとどうか?乾癬や乾癬性関節炎におけるustekinumabの長期安全性データは、CDにおける承認見込みや使用率にどう影響するか?
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  • TNF-α阻害剤のバイオシミラーが日本と欧州で使用可能となった。ブランドTNF-α阻害剤の患者シェアと市場収入にどう影響するか?新規生物製剤の使用率にどう影響するか?

報告書の調査範囲

対象国: アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本
調査方法: 主要消化器内科医への詳細なインタビュー及び多数の文献調査に基づき、弊社専門分野アナリストが分析・洞察します。
疫学: 疾患活動性(緩解、低活動度、高活動度)別の有病率
患者セグメント: 急性期治療、維持療法
治療薬の評価: フェーズII(19品目)、フェーズIII(5品目)、申請中(1品目)。市場に影響を及ぼすと思われる前臨床/フェーズI(6品目)を含みます。

 

Pages:
159
Tables:
55
Figures:
39
Citations:
104
Drugs:
31
Interviews:
34

 

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