クローン病 2016 | Disease Landscape & Forecast

 

2016年1月発刊

クローン病(CD)の治療選択肢として、大半がジェネリック薬である従来型の低分子薬と、腫瘍壊死因子-α(TNF-α)阻害剤を含むより強力な生物製剤が挙げられる。TNF-α阻害剤は臨床的・商業的に成功したにも拘わらず、中等症~重症患者、特にTNF-α阻害剤に抵抗性を示す患者の大多数で安全且つ有効的に寛解を導入・維持できる薬剤に事業機会が存在する。

実際、vedolizumab(武田社のEntyvio)が2014年に上市され、医師はTNF-α阻害剤に抵抗性を示す患者にとって歓迎すべき代替薬を手にした。後期開発中の新規薬剤は様々な作用機序を有する治療薬を含む。注目すべき薬剤にIL-12/IL-23阻害剤ustekinumab(Janssen社のStelara)、CAM阻害剤etrolizumab(Roche社)、経口SMAD7アンチセンスオリゴヌクレオチドmongersen(Celgene社のGED-0301)が挙げられる。

IL-12/IL-23阻害剤ustekinumabは第III相試験の追加データが未公表であるが、TNF-α阻害剤に抵抗性を示す患者及び未治療の患者の双方で有効性が立証された。しかし、オピニオンリーダー医師は、これら薬剤がTNF-α阻害剤に代わり中等症~重症の主力薬剤クラスになると予測しない。TNF-α阻害剤の安価なバイオシミラーの参入や薬価決定と償還環境の困難化が、新規薬剤の市場ポテンシャルを制限する。

調査におけるキーポイント

  • adalimumab(AbbVie/エーザイ社のHumira)がinfliximab(Janssen/Merck & Co./田辺三菱社のRemicade)の代替薬として益々受入れられ、市場を牽引するinfliximabの位置付けは課題に直面する。adalimumabはinfliximabの患者シェアと売上をいつ超えるか?TNF-α阻害剤の薬剤クラスは市場で飽和状態に達したか?
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  • vedolizumab(Takeda社のEntyvio)が米国と欧州で最近上市され、natalizumab(Biogen社のTysabri)に次いで第二のCAM阻害剤として追加された。vedolizumabの使用率はどの程度か?vedolizumabの医師の処方行為はどうか?vedolizumabが使用可能になると、治療アルゴリズムのnatalizumabの位置付けはどう影響を受けるか?
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  • 今後10年間にIL-12/IL-23阻害剤ustekinumabの上市が予測される。治療アルゴリズムで見込まれる位置付けはどうなるか?本剤の業績はvedolizumabと比較するとどうか?乾癬や乾癬性関節炎におけるustekinumabの長期安全性データは、CDにおける承認見込みや使用率にどう影響するか?
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  • TNF-α阻害剤のバイオシミラーが日本と欧州で使用可能となった。ブランドTNF-α阻害剤の患者シェアと市場収入にどう影響するか?新規生物製剤の使用率にどう影響するか?

報告書の調査範囲

対象国: アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本
調査方法: 主要消化器内科医への詳細なインタビュー及び多数の文献調査に基づき、弊社専門分野アナリストが分析・洞察します。
疫学: 疾患活動性(緩解、低活動度、高活動度)別の有病率
患者セグメント: 急性期治療、維持療法
治療薬の評価: フェーズII(19品目)、フェーズIII(5品目)、申請中(1品目)。市場に影響を及ぼすと思われる前臨床/フェーズI(6品目)を含みます。

 

Pages:
159
Tables:
55
Figures:
39
Citations:
104
Drugs:
31
Interviews:
34

 

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