虚血性脳卒中 2015 | Disease Landscape & Forecast

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2015年9月発刊

虚血性脳卒中(IS)は、世界中で死亡や神経学的障害の主因の一つである。2014年、七大医薬品市場で約150万件の虚血性脳卒中が発症し、前年には有病者110万人が発作の発症後も生存と推定される。承認から15年以上経つが、依然として遺伝子組み換え組織プラスミノゲン活性化因子(rt-PA:alteplase[Genentech社のActivase、Boehringer Ingelheim社のActilyse、協和発酵キリン社のActivacin、田辺三菱社のGrtpa])が、主要医薬品市場でIS急性期治療に承認された唯一の薬剤である。しかし、本薬剤は、厳格な選択基準と文書化された安全性リスクのために、投与されたのは2014年にISイベントを発症した診断患者の僅か7%のみと推定される。脳卒中の膨大な社会的コストや、開発中の薬剤がパイプラインで不成功に終わるこれまでの傾向を考慮すると、ISイベント中に患者の多数で恒久的な神経学的障害を安全且つ効果的に防ぎ、脳卒中後に障害が残る生存者数百万人で消失した機能を回復させる新規治療―血栓溶解、神経保護、又は神経再生、薬剤又は機器、急性期又は回復期でも―に対する差し迫ったニーズと莫大な事業機会は依然として存在する。

今回の報告書では、既存・将来の薬剤ターゲットを説明付ける病因や病態生理学、疫学、既存・新規治療法の評価、未充足ニーズ、七大医薬品市場(アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本)における10年間の展望を論じます。

調査におけるキーポイント

  • rt-PA治療に適応するIS診断患者は極めて少数で、血栓溶解療法を実際に受ける患者は極一部である。何割の患者が血栓溶解療法を実施できる時間内に来院するか?血栓溶解療法率は今後10年間にどう変化するか?
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  • 脳卒中の新規薬剤の商機は莫大であるが、脳卒中パイプラインの減速は著しい。主要医薬品市場で、ISイベント中、12ヵ月間の脳卒中生存者、IS有病者で生涯に亘る生存者、それぞれの人数は?脳卒中専門医は、ISの急性期及び急性期後の治療に対する中期~後期の新規薬剤をどう捉えるか?
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  • 脳卒中への認識向上が非常に重要であることに加え、専門医は、インフラ改善の継続を脳卒中治療の向上と患者アウトカムの最大化にとって重要な要素として挙げる。脳卒中治療の水準は、主要医薬品市場でどう上昇したか?このような取組みは、血栓溶解療法の実施と今後の脳卒中薬の使用にどのような影響があるか?

報告書の調査範囲

対象国: アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本
調査方法: 7ヶ国の23名の国際的な脳卒中専門医への詳細なインタビューと多数の文献調査に基づきます。
疫学: 疫学的な予測に、来院からイベント診断が3時間以内、3~4.5時間、4.5~6時間、6~9時間、9~12時間、12~24時間、24時間後、又は症状発症の時間不明で細分化したISイベント(初発、再発の脳卒中)総数、診断数、薬物治療数を含みます。
1時間毎の来院率も最初の9時間まで提示します。
予測は、米国のポール・カバーデル全国急性脳卒中登録やその他の基本的なデータソースに基づきます。
さらに、12ヵ月間のIS有病者数(すなわち、1年間の脳卒中生存者)、ISの全生涯有病率も予測します。
治療薬の評価: フェーズII(11品目)、フェーズIII(3品目)、申請中/承認済(0品目)。
市場に影響を及ぼすと思われる前臨床/フェーズI(5品目)を含みます。

 

Pages:
133
Tables:
52
Figures:
23
Citations:
271
Drugs:
22
Interviews:
23

 

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