急性冠症候群 2015 | Disease Landscape & Forecast

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2015年1月発刊

急性冠症候群(ACS)―急性ST上昇心筋梗塞(STEMI)、非ST上昇心筋梗塞(NSTEMI)、不安定狭心症(UA)―は、先進諸国における罹患と死亡の主因である。通常、血管内皮機能不全による冠動脈のアテローム性動脈硬化の結果であり、それによりプラーク破綻とトロンビン産生が生じる。ACS管理は改善が進んでいるにも拘らず、再梗塞率と死亡率は高い。そのため、急性期と退院後の双方で虚血性合併症を減少させ死亡率を低下し得る新規の抗血栓薬と抗アテローム性動脈硬化剤へのニーズは依然として高い。

報告書では、既存・将来の薬剤ターゲットを説明付ける病因や病態生理学、疫学、既存・新規治療法の評価、未充足ニーズ、七大医薬品市場(アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本)における急性冠症候群市場の10年間の展望について論じます。

調査におけるキーポイント

  • Eli Lilly/第一三共社のprasugrel(Effient/Efient)、AstraZeneca社のticagrelor(Brilinta/Brilique)はアデノシン二リン酸(ADP)受容体拮抗薬であり、clopidogrel(Bristol-Myers Squibb/Sanofi-Aventis社のPlavix/Iscover、ジェネリック薬)と比べてより強力で一貫性を示し、且つ即効性がある。オピニオンリーダー医師は、これら薬剤をどう考えるか?clopidogrelのジュネリック版が使用できる時代に、これら新規薬剤をどう使用するか?
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  • 抗血栓薬による付加療法の多数は、出血の増加を伴うことなく有効性を示すことができていない。しかし、Bayer/Janssen社のrivaroxaban(Xarelto)とMerck社のvorapaxar(Zontivity)は、他が失敗に終わる中で成功を収めたと見られる。医師はrivaroxabanをどう考えるか?依然として開発段階にある、他の付加療法の可能性はどうか?
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  • ACUITY試験、HORIZONS-AMI試験、ISAR-REACT-4試験の結果を受け、Medicines Company社のbivalirudin(Angiomax/Angiox)の使用率は、ACS急性期で糖タンパク(gp)IIb/IIIa阻害薬や未文画ヘパリン(UH)より増加した。しかし、不一致な臨床試験データからbivalirudinの臨床的有用性と費用対効果は疑問視される。2023年までに本薬剤の使用率はどうなるか?本薬剤のジェネリック版が参入すると、急性期の抗凝固薬市場にどのような影響が及ぶか?
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  • 一連の付加療法薬は、今後10年間に退院後1年の症例に上市される見込みである。このような治療薬は、脂質値の積極的な管理からACSの病因とされる炎症性経路の標的化まで、多様な治療アプローチで使用される。専門医はどの治療戦略に最も高い関心を示すか?過密化が進む競合状況を考慮すると、新規薬剤の市場浸透率はどの程度と予測されるか?

報告書の調査範囲

対象国: アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本
調査方法: 7ヶ国の22名のオピニオンリーダー医師への詳細なインタビューと多数の文献調査に基づきます。
疫学: STEMI、NSTEMI、UAのイベント発症数。ACSイベント発症後1年間のACS有病者数
市場予測の患者セグメント: ACS急性期のSTEMI患者、NSTEMI患者、UA患者、退院後のACS慢性期患者
新規治療薬の評価: フェーズII(18品目)、フェーズIII(10品目)、申請中(1品目)、承認済(38品目)。市場に影響を及ぼすと思われる前臨床/フェーズI(6品目)を含みます。

 

Pages:
19
Tables:
83
Figures:
63
Citations:
428
Drugs:
73
Interviews:
22

 

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