米国市場:神経障害性疼痛 2015 | Access & Reimbursement

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2015年12月発刊

新規ブランド薬とジェネリック競合の激化 - 進化する臨床診療と市場アクセス

神経障害性疼痛(NP)は、癌、糖尿病、帯状疱疹、慢性背部痛、多発性硬化症を含め多様な疾患や症状に伴って見られる疼痛である。患者数の増加、高い難治性患者の割合、高い多剤併用率、多大な未充足ニーズが鎮痛薬のジェネリック薬と既存治療選択肢を多数使用できる状況と合わさり、特に新規作用機序を有する治療薬にとって中規模な事業機会の一つとなる。一次治療で最も一般的に使用される薬剤はPfizer社のLyrica(pregabalin)やgabapentin(Pfizer社のNeurontin、ジェネリック薬)などの抗てんかん薬(AED)や、Eli Lilly社のCymbalta(duloxetine、ジェネリック薬)などの抗うつ薬である。表面麻酔薬の中でlidocaineパッチ5%(Endo社のLidoderm、ジェネリック薬)はきわめて局所的な末梢性疼痛を有する患者の第一選択薬として出現し、その後登場したQutenza(Acorda Therapeutics社のcapsaicinパッチ8%)は2010年に米国でPHNに上市されて以来、使用率が限定的である。しかし単剤では完全な鎮痛に至らないため、治療は数種の薬剤クラスによる高い多剤併用が特徴である。頻繁に処方される他薬剤クラスはNSAID、二重作用性オピオイド鎮痛薬(例:tramadol[ジェネリック薬]、Nucynta ER[Depomed社のtapentadol ER])、きわめて重度の疼痛にはオピオイド鎮痛薬(例:oxycodone CR[Purdue社のOxyContin])が挙げられる。

報告書は、プライマリーケア医師(PCP)、疼痛専門医、神経科医、マネジドケア組織(MCO)薬局長/医療部長へサーベイを実施し、既存、最近承認、新規の薬剤(第一三共社のAED mirogabalin、Pfizer社のAED pregabalin CR、BioDelivery Sciences International社のclonidine外用ゲル、Impax/Durect社のbupivacaine経皮パッチ、Immune Pharmaceutical社のketamine/amitriptyline外用クリーム[AmiKet]、Biogen社の経口型サブタイプ選択的Naチャネル遮断薬CNV-1014802を含む)に対する態度、期待、受入れ、懸念を評価します。

調査におけるキーポイント

  • PCP、疼痛専門医、神経科医の主要患者群(PHN、PDN、神経性背部痛、外傷後/術後NP、HIV/AIDS関連NP、中枢性NP、癌性神経障害性疼痛)の現在の治療:各専門医は其々どの患者群と疼痛重症度を治療するか?選択する第一選択薬、第二選択薬は何か?医師の専門分野や治療を受ける患者群毎に主な鎮痛薬クラスの使用はどう違うか?医師は主な薬剤の臨床的要因と償還制限を全般的にどう捉えるか?どのような要因(臨床的/非臨床的)が医師の治療決定に影響するか?
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  • 既存薬に対する支払者による保険適用とコスト抑制策:どの薬剤が民間のマネジドケア組織(MCO)薬局長/医療部長及びメディケアPDPの最大規模のフォーミュラリーで保険適用されるか?これら治療薬はどのようなティアに位置付けられるか?高額ブランド薬で最も一般的なコスト抑制策は何か?duloxetineとlidocaineパッチ5%のジェネリック版が使用可能になり、ブランド薬の償還全体はどう変化したか?特定のサブタイプに対する承認は償還全体に影響するか?支払者が償還を決定する際、何が臨床/臨床以外の要因で最も重要か?様々なサブタイプで治療薬を評価する際、比較される対照薬は何か?
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  • 新規薬剤に対する医師と支払者の態度:もし医師が主な新規薬剤を治療に組込むとしたら、どう組込むか?どのような要因でこれら薬剤を処方する(しない)と決定するか?医師はどの患者群に特定の薬剤を処方するか?シェアを失うリスクの最も高い既存薬はどれか?MCOの保険適用(フォーミュラリー収載、ティア指定、償還制限)は新規薬剤の使用率にどう影響するか?これら薬剤で予測されるティア指定とコスト管理は長年使用されてきた既存薬と比較してどうか?

報告書の調査範囲

調査方法: PCP49名、疼痛専門医50名、神経科医51名、MCO薬局長/医療部長30名へのオンライン・サーベイに基づき、弊社専門分野アナリストが分析・洞察します。
疫学: 神経性背部痛、PDN、PHN、癌性神経障害性疼痛、HIV/AIDS関連NP
患者セグメント: PHN、PDN、神経性背部痛、外傷後/術後NP、HIV/AIDS関連NP、中枢性NP(MS関連NP、脳卒中関連NP)、癌性神経障害性疼痛

 

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