米国市場:C型肝炎 2015 | Access & Reimbursement

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2015年10月発刊

インターフェロン不要薬の最盛期
医療改革と支払者主導のコスト抑制戦略は処方にどう影響するか?

C型肝炎(HCV)の市場機会は大規模な有病者数を特徴とし、大半が肝疾患に進行するリスクがある。治療の主な目標は患者の体内からウイルスを完全に排除し、結果的に肝線維症の進行を低減又は抑制することで硬変や肝細胞癌などの更なる合併症を予防する。従来の治療戦略では忍容性の深刻な問題、有効性の限度、長期治療期間を伴う次善最適なインターフェロン(IFN)製剤(Roche社のPegasysやMerck社のPegIntron)を処方した。治療情勢はGilead社のSovaldi(sofosbuvir)とHarvoni(sofosbuvir/ledipasvir)、Janssen社のOlysio(simeprevir)、AbbVie社のViekira Pak(paritaprevir/ombitasvir/ritonavir+dasabuvir)を含む新規抗ウイルス薬の承認で劇的に変化し、IFN不要時代の到来を告げた。これら治療薬は概して高い有効性と良好な忍容性を有するため、製薬企業が競合他社から自社製品を差別化することが困難になる。今後の重要ポイントは治療期間で、遺伝子型1市場を牽引するHarvoniは治療期間を現在の標準12~24週間から8週間へ短縮させる可能性がある。さらに、全遺伝子型の活性と治療レジメンからribavirin(Roche社のCopegus、Merck社のRebetol、ジェネリック薬)の除外が主な未充足ニーズを示す。マーケティング担当者は競合激化する状況にも直面し、独占的な取引、リベート、割引によりフォーミュラリーへの収載と有利な状況を巧みに確保する。支払者と処方医は非常に望ましいが高額な新規薬剤を医療方法へ組込む課題に直面する。

調査におけるキーポイント

    • Gilead社のHarvoniとSovaldiは引き続き各遺伝子型で市場を独占する。医師と支払者は予測される患者シェア、償還環境、支払者による患者アクセスの制限、Gilead社の市場独占継続に対する新規薬剤の影響からこれら薬剤の将来をどう捉えるか?
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    • 支払者は高額な治療コストを抑えるために、患者アクセスを制限する手段として事前承認や治療適応の要件といった使用管理を採用する。医師と支払者が特定のレジメンで最も多く直面/採用する制限は何か?制限は医師の処方動向にどう影響するか?高薬価がマネージドケア組織(MCO)のフォーミュラリー決定に与えた影響はどの程度だったか?積極的な割引によって有効性が類似する競合薬で患者シェアは拡大したか?
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    • daclatasvir(Bristol-Myers Squibb社のDaklinza)が最近Gilead社のSovaldiと併用で遺伝子型3感染患者の治療に承認された。Merck社のgrazoprevir/elbasvirの固定用量配合剤(FDC)が遺伝子型1感染患者の治療に承認される見込みで、重度の腎障害など「治療困難」な患者で有効性が立証された。daclatasvirは遺伝子型3感染患者で現在の標準治療レジメンであるSovaldi+ribavirinにどのような影響を与えると医師は考えるか?医師はgrazoprevir/elbasvirを積極的に処方するか?どの患者群に処方するか?支払者はどのようなタイプのコスト抑制措置やフォーミュラリーでの制限をこれら薬剤に設定する予定か?医師と支払者は新規薬剤で何が処方動向やフォーミュラリー決定に影響する最重要な特性と考えるか?

    報告書の調査範囲

    調査方法: 消化器内科医と肝臓専門医、MCO薬局長(PD)と医療部長(MD)へのサーベイに基づき、弊社専門分野アナリストが分析・洞察します。
    新規治療薬の評価: フェーズIII(1品目)、申請済(1品目)

     

    Pages:
    183
    Tables:
    14
    Figures:
    143
    Citations:
    N/A
    Drugs:
    13
    Physician Surveys:200
    Payer Surveys:31
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